現在30代後半の主婦です。
30歳を過ぎた頃のこと、後頭部の皮膚がカサカサしてカサブタのようなものがあることに気がつきました。
今考えると、かなり頭部が乾燥した状態だったのだと思います。
気になって触り出すと、肩にパラパラと細かいフケが落ちるので、外出している時は特に触らないように気をつけていました。
毎日洗髪は行っていたし、不潔にしてるつもりはないのですが、肩に落ちたフケは不潔な印象をあたえますよね。
かなりコンプレックスになっていて、病院にはいきませんでした。
そのカサカサ部分に触らないように気をつけていると、いつの間にか治るので、とにかく触らないようにしようと気をつけていました。
でも、すっかり治ることは無く、一時治っては再発しての繰り返しでした。
その数年後、出産を経て、生活が慌ただしくなりました。
自分のことよりも、赤ちゃんのことが最優先です。
シャンプーのすすぎなどもほどほどに、洗髪後ドライヤーを当てる事もほとんど無くなり、髪の毛にタオルを巻いたまま子供を寝かしつけていて、うとうと寝てしまうことも少なくありませんでした。
そして気がつくとまた、頭の皮膚がカサカサしていました。
今回も触らなければ治るだろうと思ったのですが、そうはいきませんでした。
育児休暇中で家に居たこともあり、赤ちゃんを抱きながら頭皮をいじる癖ができてしまいまいした。
カサカサした頭皮に指を滑らせると、カサブタがちょっと剥がれたようなひっかかりがあるんです。
それを剥がすと快感というか…。とにかく、カサブタを剥がす手をとめられなくなってしまいました。
そんな日が続いたあるとき、少しかゆみが出てきたように思いました。
これは、いつもより悪化していそうだな、と合わせ鏡で見てビックリ。
頭皮が赤くただれたようになっていました。
初めて、これは病院にいかなくてはならないなと思いました。
その時で、カサカサが発症してから、5年くらい経過していました。
コンプレックスだったので、医者に見せたら何て言われるかなぁ…とかなり沈んだ気持ちで皮膚科にいったのを覚えています。
皮膚科の先生は、サバサバした女医さんで
「炎症おこしてるね~。触るのをやめなきゃダメよ。」と明るくおっしゃってくれました。
足取り重く皮膚科に出かけましたが、行ったあとの私は、数年の悩みだったものを吐き出してすっきりした気持ちになりました。
もっと早く病院に行っていれば良かったと心底思いました。
病院では、まずは炎症を止めなさいとステロイド剤を処方されました。
処方された薬を塗り、数日で炎症がなくなりましたが、頭皮が乾燥してバリア機能が低下している状態なのはかわりません。
ここから、健康な頭皮を取り戻そうと自分でのケアを始めました。
まずはシャンプーを刺激が少なく抗菌作用のあるものに変えました。
そして、洗髪後は必ず髪の毛を乾かし気になる部分に保湿液を塗り込む。これだけで大分違いました。
加えて、気をつけなくてはならないのが、日焼けです。強い日差しに当たった後は、頭皮がカサカサしてしまうことがあります。夏場は特に、帽子を被ること、保湿を念入りにすることが大事なようです。
今ではようやくフケやかゆみ、かさぶたができることは無くなり、黒い服も気にならずに着れるようになりました。
あの時、皮膚科に行って良かったです。
私のように、フケをコンプレックスにしている方がいるとしたら、勇気を出して信頼できる皮膚科に行って欲しいと思います。
【おすすめ関連記事】